令和4年
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- 年玉
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年玉
新しい
たましいが
やって来て
この身体の中に
息づいて
極まる 令和四年一月
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- 断絶
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断絶
知らせて欲しい
それなのに
知らせてくれない
内々で済ますと
人と人との関係が
失われていく 令和四年二月
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- 仏界
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仏界
三途の川の
向こうは彼岸
こちらは此岸
仏に成った
いまは亡き人に
この無事を祈る 令和四年三月
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- 霊魂
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霊魂
いのちは
魂がやってきて
きわまること
霊魂が
この身体で
息づいていること 令和四年四月
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- 彩色
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彩色
花が咲き乱れ
若葉が
生い繁り
自然といのちが
きらめく季節
大切にしよう 令和四年五月
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- 率直
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率直
親しみも
憎しみも
人にはどっちも
そのまま
あたり前に
あるもの 令和四年六月
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- 盆供
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盆供
いまは亡き
たましいを
実家に迎えて
心を込めて
精一杯の
おもてなし 令和四年七月
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- 応報
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応報
なぜこんなに
暑いの
雨が激しいの
便利で快適に
暮らしたい
報いなのかな 令和四年八月
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- 報恩
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報恩
わが身を
支えてくれる
生きとし生ける
すべてのものに
その無事を祈り
感謝しよう 令和四年九月
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- 認識
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認識
言葉にできない
思いを
感知して
受けとめるのが
五感と
こころ 令和四年十月
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- 加減
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加減
進むだけでなく
立ち止まったり
退くことも
大切でしょ
いい加減が
いちばんかな 令和四年十一月
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- 真言
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真言
大切な人こそ
感謝して
ねぎらう
言葉に
しなければ
伝わらない 令和四年十二月