わかりやすくQ&Aご法事・年回忌法要
- Q1年回忌法要(法事)には何回忌があるのでしょうか?
- 故人が、お亡くなりになられた後に、毎年めぐってくる亡くなられた当月当日を、祥月命日と言います。この日に、故人のご冥福を祈り、追福修善の供養を捧げる法要(ご法事)を執り行います。一般的に「ご法事」という場合には、年回忌法要を指します。
- 年回忌法要は祥月命日に毎年、執り行うのが本来ですが、時代を追って、一周忌・三回忌・七回忌・十三回忌・十七回忌・二十三回忌・二十七回忌・三十三回忌・三十七回忌・五十回忌にご法要(年回忌法要)を行うのが習わしとなっているようです。
- 一周忌は亡くなられた翌年、三回忌以降は三年目(二年後の命日)、七年目、十三年目というように数えます。
- Q2年回忌法要をおこなうにはどうすれば良いのでしょうか?
- まず、故人の亡くなられた年月日を調べて、何回忌に相当するか確認してください。
- その時に、他のご先祖さまで、年回忌に当たる故人がいらっしゃるかも確かめておきましょう。その上で、ご家族やご親戚と法事を行う日時を相談して下さい。
最近は、ご命日の直前の日曜日(又は土曜日)にご法事を行われる方が多いようです。
そして、お寺(菩提寺)に連絡し、お寺の都合を確認して、お申し込み下さい。
- ご法事の2週間くらい前に、お寺からお手紙を差し上げます。中には、お塔婆の申込用紙と連絡事項が入っています。ご親戚の中で、故人にご塔婆をおあげしてご供養される方は、皆さんの名前をとりまとめて申込用紙に記入の上お持ち下さい。FAXでも結構です。お名前にはフリガナもお忘れなく。連絡事項にも良く目を通しておいてください。
- Q3法事に臨む時に何か心がけることはありますか?
- 法事の当日には、故人のお位牌を、忘れずにお持ち下さい。年回忌の法要(ご法事)は、故人のご冥福を心を込めて祈るために行うものです。
- 故人の面影を偲び、今ある自分に感謝して思いを寄せる瞬間が、ご法事の意味です。吉祥院では、ご参列の皆さまと「勤行聖典」をご一緒にお読みいたします。
- お坊さんが読んでいるお経を、ただ聞いているのではなく、皆さん一人ひとりが、簡単なお経をお唱えして、故人のご冥福を祈り、供養の誠を捧げていただくのです。
仏事の習わしを気遣うことも大事なことですが、ご法事に参列した時の気持ち、思いを込めて祈ることがいちばん大事なことであり、故人への何よりの供養となるはずです。
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