風信(かぜのたより)No.8
相手の目を見つめる、相手の話をよ~く聞く、相手が、何を思っているのかを知ろうとする。そういう思いを、いつも心に留め置いているでしょうか? あなたのすぐそばにいる人、目の前の相手、大切でかけがえのない人の心をきちんと受け止めていますか? その声を聞き逃すまいと、注意を払っていますか? その人の何気ない変化に気づこうとしていますか? 一緒に暮らしている人が、いつも、当たり前のことをしていると思い込んでいませんか? よく聴く耳を持ちましょう! どんなに無口な人も、とっつきにくい人も、何かをしたい思いや考え、感じていることはあるはずです。忙しく、あわただしい毎日であっても、そういうことは、脇に退けておいても、じっくりと話す時間、相手の話を聴くひとときを持ちましょう。慣れ親しんだ人であればこそ、また、普段からじっくり話す機会が持てない相手とも、コミュニケーションをはかれるように時間をつくりましょう。まず、自分が話すのではなく、相手の考えや思いや感じたままを語ってもらう。それを、じっくりと耳を傾け聴いてみましょう。自分のことはそれからでもいいでしょう。相手を知って、理解を深めてから、自分を語った方が、お互いの距離もギャップも良く見えてくるのではないでしょうか?