多聞
思い込みが
強いと
まわりの声が
耳に入らない
だからもっと
苦しくなる
令和六年十一月
令和6年
-
- 祈念
-
祈念
願いが叶うよう
祈りが通じるよう
忘れることなく
くり返し
仏に祈れば
心はきっと満ちる 令和六年一月
-
- 苦滅
-
苦滅
生きることは
苦しみばかり
欲と執着が
苦をもたらす
欲を減らせば
苦は少なくなる 令和六年二月
-
- 必然
-
必然
いまは
できなくても
いつか必ず
できるようになる
だいじょうぶ
心配いらないよ 令和六年三月
-
- 渇愛
-
必然
すべてのものは
うつろいゆく
それなのに人は
うつろうものに
執着して
苦をまねく 令和六年四月
-
- 成就
-
成就
やろうと思っても
できないこと
話そうとしても
話せないこと
でも いつかきっと
願えば成就するよ 令和六年五月
-
- 佛界
-
佛界
ここには
佛の世界がある
本堂の中には
真言宗の浄土
密厳浄土が
あらわになる 令和六年六月
-
- 大施
-
大施
自分だけでなく
いのちあるもの
すべてに
有縁無縁の
み魂すべてにも
施してみよう 令和六年七月
-
- 感応
-
感応
今は亡き
みたまと
今いのちある
この魂とが
めぐりあい
感じる瞬間 令和六年八月
-
- 慈心
-
慈心
仏の教えは
苦を除いて
楽を与える
欲や執着を離れ
清々しくして
他を慈しむ 令和六年九月
-
- 因縁
-
因縁
内々ですますと
人と人との
かかわりを
断ってしまう
絆やご縁を
失くしてしまう 令和六年十月
-
- 多聞
-
多聞
思い込みが
強いと
まわりの声が
耳に入らない
だからもっと
苦しくなる 令和六年十一月